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表面シート

ＰＥＴの厚み１００μm（フラット時）〜１２５μm（エンボス時）の素材が使われます。ＰＥＴ材には、インクが接着するように易接着処理がされており、透明、マッド、シボなどのハードコートされたものや両面易接着があります。
両面易接着の場合は、表側にも印刷することが可能で、配色とは別にＵＶ印刷をする場合に使用されます。


・シボ、ハードコート処理
配色は裏側に印刷されますが、表側に下記のような処理を施すことがあります。キズに強くなり、少々ハードにご使用いただけ操作面での擦りキズを防ぎます。

シボ印刷（紫外線硬化型インキ）
絞り目のザラザラとした質感の凹凸印刷のことです。紫外線で光化学反応を起こし、液状から個体へ数秒で硬化させるのでＵＶ印刷ともいわれます。
スクリーン印刷の理想といわれてきた「版上では乾かずに印刷後の乾燥が速い」という溶剤型インキでは成し得なかった機能性を可能にします。
ＵＶシボ処理を施したサンプル例：　裏面に意匠配色(黒色)が印刷され、ＵＶ印刷で簡単なロゴやライン等を印刷することも可能で、印刷されたところとされないところで、黒色が別の色に見えます。ザラ付いて見える部分がシボ処理した部分です。

・ライトアップ
　　　ＬＥＤ点灯時には均一に光を反射させます。

・スモーク処理
　　　おもに7セグ窓に使用されます。紫やオレンジで表示機器の発光色をそこなうことなく、シート下の部品を見えにくくします。

・拡散処理
　　　ＬＥＤなどの発光部の点光原を拡散させ、均一に光らせます。

・凸印刷
　　　キー部の外周などを印刷で盛上げる処理です。

・抗菌処理
　　　 抗菌処理は、シートの表面に抗菌剤を塗布し、抗菌力を持たせます。

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素材の比較表

			ポリエステル	ポリカーポネイト	塩化ビニール	ポリウレタン
耐環境性	耐熱性		○	○	△	×
	耐寒性		○	○	△	○
	耐候性		○	○	×	×
	耐薬品性	耐酸性	○	○	○	○
		耐アルカリ性	○	○	○	△
		塩素系溶剤	○	×	×	△
		アルコール	○	○	○	○
加工性	印刷性		○	○	△	△
	成形性 （突起加工）		○	○	○	△
操作性			○	○	△	○
耐久性			○	△	△	○

現在表面シートとして適しているのは、ポリエスいるとポリカーボネイトです。 ポリエステル 　　　エンボス加工に適している。 　　　耐薬品性、耐磨耗性に優れている。 　　　表面加工済みの素材が豊富。 ポリカーボネイト 　　　寿命はポリエステルより劣る。 　　　エンボスの加工がしやすいが動作寿命が短かくなるため、エンボスありの表面シートには向きません。 塩化ビニール 　　　環境問題から使用されなくなってきました。 ポリウレタン 　　　ゴムのよう質感で、エンボスを高くも可能ですが経年変化で黄ばみが発生します。

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